【エンジン刈払機】2サイクルと4サイクルの比較!おススメは?
エンジン刈払機購入にあたって、2サイクルエンジンにするか4サイクルエンジンにするか迷っている方も多いのではないでしょうか!
最近はバッテリーを使用した電動駆動も選択肢に入りますね。
今回は電動は一先ず置いといて、2サイクルおよび4サイクルエンジン刈払機の長所、短所を挙げながら比較してみたいと思います。
2サイクルと4サイクルの構造的な違いは下記ページで解説しています。
2サイクル・4サイクルエンジン刈払機の違い
両者の刈払機の違いはエンジン構造が違うだけで、その他の基本的構造は同じです。
使用上の違いはオイルの取り扱いだけですね。
エンジンはシリンダーとピストンリングの摩擦による焼き付きを防ぐために、オイルによる潤滑を必要とします。
2サイクルエンジンは、ガソリンにオイルを混ぜて潤滑します。
その2サイクルオイルはガソリンといっしょに燃えてしまいます。
方や4サイクルエンジンはオイルタンクに燃えない専用オイルを入れて、循環させる事により潤滑します。
2サイクルエンジン刈払機の良い所、悪い所
2サイクルエンジンは構造が簡単で小型、軽量に作る事が出来ます。
4サイクルに比べて、機械質量の割には出力を出しやすい利点があります。
価格が安いのも長所のひとつですね。
欠点は排気ガスにあります。
構造上、どうしても混合気を完全燃焼することが出来ません。
また、2サイクルオイルも同時に燃やしてしまうために、排気ガスがクリーンでありません。
使用するガソリンには予め2サイクルオイルを25対1や50対1で混合しておく必要があります。
この混合の比率が悪いと、不調を招いたり最悪エンジンが焼き付きます。
また混合ガソリンは日持ちが良くないので、長期使用しない時ガソリンタンクに残しておくと、次回の使用時に作動しなくなるケースがよくあります。
キャブレーターの小さな穴の目詰まりを起こしやすいからですね。
4サイクルエンジン刈払機の良い所、悪い所
上記の様な排ガスの欠点はほとんど無いと言っていいでしょう。
ガソリンはそのまま給油する事が出来ます。
その代わりに自動車と同じようにオイル交換を適時行う必要があります。
オイル管理さえしていれば、2サイクルよりオイル関係のトラブルは格段に少ないと言えます。
一方マイナスポイントは構造が複雑な故、総重量が重くなります。4サイクル機の方が、約10%ほど重いでしょうか。
またエンジン自体の故障が発生した場合、修理が困難です。
価格も2サイクル機よりかなり割高になります。
4サイクルエンジン刈払機を実際に使ってみた感想
上の画像は隼人さんが愛用している4サイクルエンジン刈払機マキタのMEM2650UHTです。
カバー類はカスタムしてのオリジナル塗装してあるんですよ!(笑)
もう3年程使用しているが、全くのノントラブルで非常に調子が良い。
隼人さんは造園屋さんなので、そのプロユースにも十分耐えている。
機体質量は5.1㎏だが、かつてのマキタの大型機と同じくらいだ。
パワー的にも不満を感じた事は無い。
とにかく混合ガソリンから解放されたのがいいね。
また、まじかで2サイクルの排ガスの匂いを嗅がなくていいのがうれしい。
騒音は2サイクルに比べれば静かかな。
燃費は直接計測した事がないので何とも言えないが、たぶん2サイクルに比べて良いはずだ。
オイル交換でも80ccしか使わないので、燃やし切りの2サイクルオイルと比べてランニングコストが安いのは間違いない。
実際3年程使用してみて、「もう2サイクルには戻れないな!」と言った感想ですよ。
2サイクル・4サイクルエンジン刈払機のまとめ
如何でしたか。
2サイクルエンジン刈払機にしても4サイクルエンジン刈払機にしても一長一短がありますね。
これからエンジン刈払機の購入を考えられている方には、やはり4サイクルエンジン刈払機をおススメします。
特にあまり使用頻度が多くない方は4サイクルの方が良いでしょう。
エンジン式刈払機は扱い方を誤ると、とっても危険な機械です。
安全第一の作業を心がけましょうね!
プロは当然として、プライベーターの方も安全衛生教育の受講をおススメします!
今回はこれにて終了。
お疲れさまでした!
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