混合油比率50対1また25対1混合ガソリンの作り方!

 

ガソリン携帯セット
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混合ガソリンは簡単に作れる!

今回は実際に混合ガソリンを作ってみましょう!

その前に・・・。

そもそも2サイクルエンジンと4サイクルエンジンの違いとは何ぞや?

こちらの疑問には下記の記事で解説しています。

次に2サイクルエンジンオイルには主に50対1と25対1があるけど、違いは何なの?

そしてどんなオイルを選べば良いの?

上記の疑問には下記の記事で解説しています。

混合ガソリンの基礎知識

50対1の混合ガソリンは、ガソリン1リットル(1000㏄)に対して50対1用の2サイクルエンジンオイルを20㏄混入して出来たモノですね。

同様に25対1の混合ガソリンはガソリン1リットル(1000㏄)に対して25対1用の2サイクルエンジンオイルを40㏄混入して出来たモノですね。

上記の両者は潤滑性能的には同じと考えて良いでしょう。

ここで良く勘違いされている悪例を上げます。

「ここにある50対1の刈払い機用の混合ガソリンを作りたい!」

「手持ちに25対1の2サイクルエンジンオイルがある。」

「ならばガソリン量を2倍にして50対1にしよう!」

上記をやってしまうと規定の半分しか2サイクルオイルの入っていない焼き付き必至の出来損ないになります・・・。

 

混合ガソリンの簡単な作り方

記事トップの画像が隼人さんの混合ガソリン携行セット。

漏れた混合ガソリンは始末に悪いので、その辺に注意している。

結構なボリュームになってしまうのが、悩みの種。

ここ数年で、刈払い機は4サイクルに、バリカンは電動18V化したので、だいぶ混合ガソリンから解放された!

でもね、チェーンソーがねえ・・・。こればっかりはまだまだ2サイクルでないと仕事にならない・・・。

さて、実際に混合ガソリンを作ってみましょう!

用意するのは定番のコレ↓

混合ガソリン用ポリタンク

わざわざオイル量を図らなくて良いので、とっても楽。

また、簡易的ではあるが、現場への持ち運びや、保管も出来る優れものデス。

数字が見づらいので、マジックで塗っておきました!(笑)

ポリタンク目盛り

隼人さんはFB級オイルを使うので、25:1で作りますよ。

50対1の場合も反対側に同様の目盛りがあります。

この容器だと、ガソリン3リットル以下で作るのがおススメ!

たくさん作ると混ぜるのが面倒になるからね。実際この容器はとても混ぜづらい・・・。

では、作り方はと言いますと、大きいタンクにガソリン3リットルをいれます。

画面右側の小さいタンクにオイルを3のメモリまで入れるます。

あとはシャッフルあるのみ!

実際はね、オイルを先に3のメモリに入れて、ガソリンを少しずつオイルを溶かしながら入れたりしている。

出来上がりが3リットルちょいになれば良い!

慣れて無いからちょっと自信がない!という方にアドバイス

初めての方など「実際これで良いのか不安!」と思われる方も多いはず。

また、「どのくらいの精度でやれば良いのやら・・・。」と思っている方も多いでしょう!

そこで隼人さんからのアドバイスを!

まずは、オイルが若干濃いめになるように作ってみましょう!

反対のオイル薄めは絶対ダメですからね!

エンジンの焼き付きの原因になります。

隼人さんは常時、特にチェーンソーは濃いめの混合比にしています。

濃すぎる場合には過度に白煙が出たりしますから、その時は調整しましょう。

そして実際に刈払い機やチェーンソーなどの機械を使用している時の情報をフィードバックしていきます。

エンジンのふけ上がりや振動、音、排ガスの状態、アイドリングの安定感などに気を配っていきますよ。

 

混合ガソリン使用上の注意、保管。

混合ガソリン使用上の注意

このあたりの教育は刈払い機やチェーンソーの安全衛生教育でしっかりとやりますので、受講をお勧めします。

何が危険なの?と言えば・・・。

ガソリンが気化し易く、引火し易い事はご承知の通り。

当の隼人さんも「オッ!イケナイ、イケナイ!」とよくやる失敗なんですが、

刈払い機など適時給油しますよね。

給油が終わると、その場でエンジンを始動させてしまう事

これ、結構危険な行為なんです。

気化したガソリンは比重が重いために、地面近くに滞留しています。

作業者の鼻の高さでは何も匂わなくても、地面上では結構な濃度に・・・。

悪条件が重なった場合など爆発の可能性があります。

簡単にいえば、ガソリンタンクのすぐそばで、ライターに火を付ける様な行為ですね・・・。

だから必ず給油後は少し離れた場所に移動してからエンジンを始動して下さい。

 

混合ガソリンの保管

よく「ガソリンが腐る。」なんて表現をします。

なんかガソリンが臭く匂ってくるんですよね。

オイルを混ぜた混合ガソリンは変質や劣化が早まります。

だから基本は当日使用分は使い切りが望ましいのですが、余ってしまう事も多々あるでしょう。

保管については、上に書いた通り「気化し易く引火し易い」と言う事を念頭に、各自自己責任という事になりますね!

まあ、1週間や2週間でダメになってしまうモノでは無いので、次回の使用なども考慮した上で保管しましょう。

頑張って仕事をしてくれた機械のガソリンは使い切ってしまいましょう!

キャブレーターに目詰まりなどの悪影響を及ぼします。

使用後の整備も忘れずに!

 

ハイ、今回はこれで終わりです。皆さんの実戦に役立てて下さいネ!

ご安全に!お疲れ様でした!