チェーンソーの通常整備 清掃と簡単目立てを解説

チェーンソーは樹木の伐採などにたいへん便利である一方、とっても危険で壊れやすい機械です。

よくある壊す原因として、整備不良による問題と使用上の無理や間違いなどがあげられます。

このページではチェーンソー使用後の通常整備について解説します。

チェーンソーは使用後、必ず整備するのが鉄則

チェーンソーの整備はとっても面倒なので、ついついおろそかになってしまう人が多いですね。

これを怠ると、次回使用する時に泣きを見る事が多いです。

またコンプレッサーによる圧縮空気のエアブローも必須ですから、敷居を高くしています。

チェーンソーの整備に必要なモノ

上の画像の様なモノが必要ですね。

特に綿100%のウエスは必需品です。

それでは整備開始!

まず全体を出来るだけエアブローして切り屑を吹き飛ばします。

次にサイドケースを外します。

ほとんどの機種で簡単に外す事が出来るはずです。

外してみると・・・。

中は切り屑とソーオイルでデロデロの状態になってます。

続いてガイドバーとソーチェンを外します。

上の画像のようにガイドバーとソーチェンは、外したままの向きで置きましょうね。

後々組む時に「あれ!どっち向きだったけ?」ってならない様に!

特にソーチェーンは円の状態を崩さない様に!八の字になってしまうとなぜか元に戻すのにとっても苦労する。(笑)

さてここから本体・部品ともエアブローで出来るだけ汚れを落としウエスで掃除します。

ハイ!掃除が終わりました。

今度は外した順番と逆で組み付けて行きます。

注意しなければいけないのは、サイドケースをはめ込む際に、ボス(突起)とガイドバーの穴が、無理せずに入る様にする事。

ボスをドライバーでスライド調整して気持ちよくサイドケースを合わせます。

ナットで仮締めが終わったら、ソーチェーンを張りましょう。

後はキャブレーターのエアクリーナーの掃除をしましょう。

一日の使用でこんなに汚れます。

プラグは毎回点検する必要はありませんが、数回に一度、もしくは不調を感じた時に掃除します。

チェーンソーの歯の目立て

チェーンソーをこれから購入予定のある方は、目立て用の棒ヤスリの同時購入をおススメします。

後から「あれ?この歯用のヤスリって何mmだったけ?」って事にならないように・・・。

目立ては慣れて上手くなる!

よく切れない歯で、無理やり作業を続ける人がいます。

特にチェーンソーは極端に作業効率が低下しますし、無駄な力が掛かります。

ちょっとでも切れなくなったと感じたら、歯を研ぐ癖をつけましょうね。

通常は棒ヤスリで研ぐだけでOKです。

上の画像を参考にして下さい。

ガイドバーに対しては直角に動かします。

歯の上側をこすりつける様に研ぐのがポイントです。

必ず外側に押して研ぐのが鉄則です。

引き側で研ぐ事はありませんからね。

研ぎの良し悪しは使ってみればすぐわかります。綺麗の切れる様になると楽だし気持ちいいですよ!

チェーンソー整備のまとめ

チェーンソーはとっても汚れやすい機械です。

次回も安全に気持ちよく使うためにも、使用後の整備は不可欠ですね。

また次回まで長期使用予定が無い時は、必ず混合ガソリンはカラにしておきましょう。

またチェーンソーを長く壊さないようにする使用方法は以下のページで紹介しています。

よかったら参考にして下さい。

 

今回はこれにて終了です。

お疲れさまでした!