『東京ー鹿児島』新幹線の旅!そして肥薩線へ!駅弁と共に!

N700SとN700A

今時、東京から鹿児島まで移動するなら航空機ですよね~。

しかし隼人さんは乗り鉄の意地にかけて鉄道を利用する。

昔は夕方、ブルートレインで東京を発ったものだけどね。

残念ながら現在では新幹線一択。

しかし、それはそれで楽しまなくては損と言うモノ!

この記事では「のぞみ」「みずほ」を乗り継いで鹿児島中央駅へ、そして超ローカル線の肥薩線の鉄旅を紹介して行きます。

 

トップ画像は東京駅での左N700Sと右N700Aのツーショット。

若干の違いがあるのが解るかな~?

 

のぞみは新大阪まで

のぞみは新大阪行きを選ぶべし!指定席券予約にコツあり!

最後尾16号車

残念ながら、未だ東京⇒鹿児島中央直通運転列車はありません。

そこで、どこで乗り換えるかがポイントになります。

ネットの乗り換え案内や、駅の指定券販売機では、東京⇒鹿児島中央間だと博多乗り換えを勧められてしまいます。

しかしのぞみで博多まで行ってしまうのでは、あまりに芸がない。

ここでおススメなのは新大阪駅での乗り換え。

理由は

新大阪行きを選べば、始発⇒終点・始発⇒終点で、乗り換えに余裕が出来る。

また、不定期列車を選べば、空いている可能性が高い。

後述しますが、九州新幹線のN700の方が、遙かに快適である。

と言ったところでしょうか。

 

のぞみ普通車座席

半世紀以上前の0系新幹線から変わらない座席のレイアウト。

前後のピッチは申し分ないが、左右は圧倒的に不足しています。

まあ「新幹線らしい」と言えばそれまでですが・・・。

でもN700系の加速力は凄い!

十数年前、初めてN700に乗った時も驚いたものだが、N700の加速力はホントに凄いね~。

背中に加速Gを感じるほどです。

 

新大阪からは【みずほ】か【さくら】

九州新幹線N700系は最高!

九州新幹線N700みずほ

さて新大阪駅からはお楽しみの九州新幹線。

JR東海のぞみに比べて8両編成と全長は半分。

最大の違いを感じるのは、やはり座席でしょう。

九州新幹線 普通車座席

普通車の指定席は、中央の通路を挟んで左右に2席づつ。

ボリュームのある立派なシートで、あとフットレストさえ付いていれば、まんまグリーン車ですよ!

鹿児島中央までの約4時間が全く苦になりません。

ちなみに1~3号車の自由席は、のぞみと同様の3+2のレイアウトです。

新大阪駅で駅弁と飲み物を調達

駅弁 幕ノ内御膳幕ノ内御膳 中身

新大阪駅乗り換えの利点の1つは、駅弁を頃合いで選べるとこですね。

新大阪駅構内で、ちょっとぶらぶら身体を伸ばせるのも良いですね。

現在みずほ・さくらでは車内販売はありません。

いや~、昼間から駅弁つまみに飲むビールは最高です!

サッポロ黒ラベル、その絵柄だけでチョイスしましたよ。(笑)

車窓からの風景は終始良いとは言えませんが、そのスピード感には圧倒されるばかりです。

新八代を過ぎた辺りからは、全国新幹線で最も急な勾配となります。

なんと35パーミル、前が上がっているのが解るほど!碓井越えを凌ぎます。

そしてトンネルに次ぐトンネル。(苦笑)

 

鹿児島中央駅に到着

最後のトンネルを抜けると、いきなり鹿児島市内に突入。

あっという間に終点、鹿児島中央駅に到着です。

現在はこの黄色いキハ200系を目にすると、「ああ、鹿児島に来たんだな!」と思います。

昔は西鹿児島駅って名称でした。

この西鹿児島駅にはいろいろ思い出があるんだよね~。

もう50年以上も前になるのか、当時小学校1年生の隼人さん、家族で帰省し東京へ帰る時、夜の西鹿児島駅にやってきました。

京都行き、寝台特急きりしまに乗車するためです。

ホームに待つのは20系客車と思いきや、まだバリバリ新車の581系寝台電車でした!

車内は明るく、すでに中央通路に平行にセットされた寝台。

いや~子供ながらにカルチャーショックでしたね・・・。

また中学校1年生の時、初めての1人旅の帰路、どうしても走破しておきたい列車がありました。

西鹿児島発9時41分発日豊本線廻りの東京行き、寝台特急「富士」です。

東京着10時10分と乗車時間がなんと24時間29分!

ブルートレインとしては、歴代唯一無二の丸一日オーバーの列車でした!

当時の国鉄、日本一の優等列車に対する意地や粋を感じざる得ない運行形態です。

まだ導入間もない24系25型を最初に牽引するのは、DF50と超レアなディーゼル機関車。

隼人さん的に生涯不動の乗り鉄第1位の体験でした・・・。

現在では、新幹線で乗車時間が約6時間30分!

不思議な感じがするほど、乗車時間は短くなりましたネ・・・。

 

そしてローカル線の旅へ

この鹿児島中央駅から日豊本線で隼人駅を目指します。

鹿児島駅を過ぎてから右側の車窓に、錦江湾と桜島の絶景が長く続きます。

 

錦江湾と桜島

 

隼人駅から肥薩線で吉松駅へ

隼人駅での新旧電車のすれ違い。

817系は2両編成のワンマン運行、415系は4両編成の車掌さん付きです。

キハ40車内のボックスシート

隼人→吉松間はお楽しみの肥薩線です。

キハ40系の室内。

昭和のスタンダードでありながら、現在ではレア感の高いボックスシート!

やっぱりコレですよね~!

目的地の吉松駅に到着

キハ40のエンジンが悲鳴を上げながら急勾配を登り切って吉松駅に到着です。

吉松駅舎

かつての栄華の証である立派な駅舎。

隼人さん世代より上の先輩、SL(蒸気機関車)を追っかけていた鉄道ファンでは知らない人はモグリと言えるほどの歴史が有り、格式高い駅です。

しかし時の流れの定めか、とうとう無人駅になっていました・・・。

帰路

復旧は絶望的?絶景の肥薩線

帰路も往路をそのままトレースします。

令和2年7月豪雨以前の肥薩線健在の頃は、吉松→人吉(いさぶろう・しんぺい)人吉→熊本(九州横断特急)という、マニア垂涎の黄金ルートがあったのですが、もうダメでしょうね・・・。

 

吉松/真幸間の踏切

上の画像は吉松→真幸間の踏切からの画像です。

あっと言う間に緑に飲み込まれてしまいました・・・。

鹿児島中央駅新幹線乗り場売店

 

 

薩摩黒膳弁当

薩摩黒膳弁当中身

 

800系つばめ

ホームには800系つばめの姿が!

芋虫型のこのデザイン、一目でデザイナーさんが解りますネ(笑)

帰路は「さくら」

九州新幹線全通でちょっとしたサプライズがありました。

「みずほ」と「さくら」の命名です。

どちらもご存じの通り、東京発のブルートレインからの継承ですね。

上記でも触れましたが、格式ある特急列車名にも順位があります。

トップ3が「富士」「さくら」「つばめ」でしょうか。

ところが、九州新幹線での序列は「みずほ」「さくら」「つばめ」となってしまいました。

当時、鉄道ファンの間では順位に疑問符が付いたものです。

まあ、日本一の優等列車名となった「みずほ」と言う名称、今ではしっくりと収まって好きですけどね。

余談ですが「富士」復活はやはりリニア新幹線でしょうか?

あとがき

お土産に東京駅で、話題の駅弁を買う

東京駅に到着後、今人気の駅弁「牛肉どまん中」をお土産に買いました。

今夜の夕ご飯にします。(笑)

甘辛く味付けされた牛肉が美味しく、ボリュームもたっぷりでした。

人気の理由が解ります。

 

肥薩線の未来・・・

往年の鹿児島本線、現在は肥薩線ですが、八代→人吉→吉松間の廃線は間違いないでしょう・・・。

鹿児島中央→吉松間の特急「はやとの風」も廃止と暗いニュースばかりと思いきや、ちょっと嬉しい情報が入って来ました。

久しぶりに「ななつ星in九州」が隼人→吉松(肥薩線)→都城(吉都線)を走るそうです。

通学利用以外ほぼ利用が皆無の両線ですが、なんとか廃線は避けたいところです。

観光需要だけでは難しいところでしょうが、なりふり構わず廃線だけは阻止したいものですね・・・。

 

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お疲れ様でした!