ヤマハビーノ(SA26J)整備の手引き 外装脱着、オイル交換他

 

志摩リンカラーのヤマハビーノ

我が家のブラックカラーのビーノ号。

塗装されていないPP素地の部分など、表面が劣化してしまい無残な有様です。

そこでアニメで人気の「ゆるキャン△志摩リンカラー」にオールペイントしました。

ついでにオイル交換等整備もしましたので、同車のオーナーさんの整備参考になれば幸いです。

 

外装の脱着

外装の脱着は結構難易度が高い・・・。

ビーノ外装を外したところ

上の画像の様に、ビーノの外装を全部外すと、こんな姿になります・・・。

それでは順番にカバーを外して行きましょう!

ステップ下サイドパネル

ステップサイド下側のカバーは前後のビスを外してから、後ろ側にスライドさせてツメのはめ込み外し、正面に引き抜きます。

これを知らずに初めから正面に引き抜こうとすると、ツメが全部割れてしまいますから注意して下さい。

メットインのボックスを外したところ

シートを外して、メットインのボックスを外します。

シートロックが落ちてしまいますが、組付け時に支障はありませんから気にせず行きましょう。

次は一見、ブルーのサイドカバーが外れそうですが、リヤウインカー近くにあるビスが、内側からも外す事が出来ません。

シート廻りのカバーを外したところ

リヤキャリアを外した後、上の画像の様に固まりの状態で外す方法が無理なく良いようです。

この状態からは、各カバーは簡単にバラす事が出来ます。

ステップカバーとのはめ込み

ステップ部の接合部分は画像の様なツメのはめ込み構造になってます。

シート廻りのカバーを外したところ

後ろ半分の全てのカバーが外れました!

続いてフロント廻りをバラしましょう。

ビーノフロントビュー

ライトまわりの白いカバーから外すと仕事がしやすいです。

このレッグシールド廻りは目視出来るビスを外して行けば分解していく事ができます。

フロントカバー隠しネジ

1か所だけビスが隠されている所があります。

ヤマハのエンブレムの奥にビスが隠されています。

 

順番に外して行けば、一番最後にキーシリンダーのあるインナーレッグシールドが残ります。

 

バックミラーの交換

ビーノのバックミラー

バックミラーの交換は容易ですが、ヤマハ車はビーノに限らず注意が必要です。

ネジ径は8mmですが、右ミラーは逆ネジ使用です。

 

自分で出来るメンテナンス

バッテリー交換

バッテリー位置

バッテリーはステップ後方下に格納されています。

バッテリー交換はショップにお願いするとかなりの金額を取られてしまいますが、自分でも出来ますから挑戦してみましょう!

バッテリーはネットショッピングで容易に入手出来ます。

台湾ユアサ製のモノが品質も良く、リーズナブルでおススメです。

品番はYTX5L-BSで、送料込みで4,000円弱で購入出来ます。

取替作業は難しくはありませんが、配線が非常にタイトに押し込まれているので、確実に元に戻す必要があります。

作業前にスマホで収まり画像を記録しておくと良いでしょう。

 

オイル交換

オイル交換の準備

オイル交換は4ストロークエンジンの寿命を左右する重要なメンテナンスです。

作業自体は難しくないので、是非DIYでの交換をお勧めします。

オイル交換を上手に行うポイントは、「作業場を汚さない事!」に尽きます。

上の画像の様なモノを準備すれば完璧です。

ポイントはキッチンペーパー!

オイルの拭き取りに重宝するし汚れた後は廃油を滲み込ませるのに役立ちます。

 

それでは作業開始です。

ある程度の暖気運転か、走行直後であれば少し温度を下げてからオイルを抜きます。

オイルドレーンボルト位置

ちょっと上の画像が見辛いですが、このセンタースタンド左側にドレーンボルトがあります。

12mm頭のボルトを緩め、そして外します。

 

センタースタンドがかなり邪魔をするので、オイルが落ちる真下をうまくカバーして下さいね。

バイクを軽く左右に揺すって、出来るだけオイルを排出しましょう。

通常のオイル交換でしたら、ドレーンボルトを締め付けてオイルを注入すれば終了です。

オイルエレメント位置

更に2~3回に1度はオイルフィルターの清掃をしましょう。

 

パーツクリーナーで良く掃除して、元通りに組み込みます。

オイルエレメントとスプリング

スプリングが利いているので、上の画像の様にセットしてから本体に締め込みます。

 

オイル交換後の後処理

廃オイルは個人レベルでの廃棄は自治体の「燃えるゴミ」に出して問題ないはずです。

絶対に漏らない事が肝要です。

しっかり滲み込ませる、固めるなどの工夫をして下さいね!

 

オイル注入口

最後に新しいオイルを入れれば完了です。

規定量は780ccと表記してありますね。

 

ヤマハ純正オイルの注入

1回では上手く入りませんから、エンジンをかけたり落ち着かせたりして何度か規定ラインをチェックして注ぎ足します。

 

タイヤの空気圧

こまめにチェックしたいが、意外と疎かになっているタイヤの空気圧チェック!

燃費はもちろんタイヤの耐久性、また安全に走行する為に気を付けたいモノです。

ビーノ(SA26J)のタイヤ空気圧は下記が標準です。

フロント:150kpa(1.5kg/cm²)

リヤ  :175kpa(1.75kg/cm²)

上記はあくまで標準で、自分の体重などを加味して、若干高めの空気圧が良いでしょう!

ビーノに限らずスクーターはリヤ(後輪)に荷重がかかるので、隼人さん的にはリヤを200kpa位にしています。

 

ヤマハビーノ(SA26J)整備のまとめ

この記事では、オールペイントの必須作業の各部脱着や、頻度の高いオイル交換などの作業工程を紹介しました。

自分のバイクを長く調子よく乗る為に、ある程度のメンテナンスはDIYで出来ると良いですよね!

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

お疲れ様でした。

 

 

二輪部

Posted by hayato-no-aniki