サブウーファー取付けでカーオーディオの完成度は劇的に高まる(1)
「音楽は耳だけで聞くものでは無い!」事を教えてくれるのがサブウーファーだ。
サブウーファーは超低音を再生してくれるだけでなく、曲全体の臨場感まで演出してくれる。
今回はカーオーディオでサブウーファーを取り付けることによる長所や、配線・接続・セッティングまで、数回に分けて連載して行きたいと思いマス。
まずはサブウーファーを知ろう!
サブウーファーとは?
人間の耳が聞き取れる周波数帯はおおむね20Hzから20,000Hzと言われている。
通常のフロントドアウーファーでは、録音されていても人間が聞き取ったり感じ取ったり出来る極低音を忠実に再生することが不可能である。
そんな極低音域の再生を担当してくれるのがサブウーファーだ。
カーオーディオでは周波数帯によってスピーカーを使い分けている。
高い順から、ツイーター→スコーカー→ウーファー→サブウーファーと分類される。
ほとんどのカーオーディオシステムではスコーカーは省略されている。
フロントドアに付いているスピーカーはウーファーと呼ぶのが正解である。
サブウーファーのサブとは副の事ではない。(副操縦士、副委員長)
一定の水準より下を意味する。(サブウエー、サブマリン)
サブウーファーの分類
カーオーディオではおおむね2種類のタイプが販売されている。
パワードサブウーファー
小型で薄いボックス型が多い。アンプを内蔵しているので、電源・コントロール線・音声信号を接続すれば直ぐに使える。
またシート下などに設置できるタイプも多い。
サブウーファーの選択は設置場所が重要な意味を持つので、そういった意味ではとっても優れている。
しかし本物の重低音は一部の高級機しか再現出来ない。
小型で安価なモノほど軽い低音がする。(笑)
それでも付けないよりは格段にいい!
ユニット型サブウーファー
パワードサブウーファーの様な機能のセット物も販売されているが、高級品はユニットサブウーファー+エンクロージャー+パワーアンプといった構成となる。
良い品物を吟味していくと高額になってしまうのが弱点か。
エンクロージャーがそれなりの容量を必要とするので、トランクルームで場所を取ってしまう。
しかし本物が出す重低音や臨場感は感動の一言!
カーオーディオに高い次元の完成度を目指すならば、絶対に必要と言いたい。
おすすめサブウーファー3選
ミーハーっぽいが、隼人さんはやっぱりカロッツェリアが好きなので、その中から選んでみた。
舶来品やダイヤトーン系の諸兄はすでに見識をお持ちでしょうから、文句を言わない様に!(笑)
まずパワードサブウーファーのおススメはこちら。
出典:カロッツェリアウエブページ https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/?ref=header
TS-WH1000A!定価は税別50,000円
おそらく国産のパワードサブウーファーの中で、一番まっとうな重低音が出る。
わずか4.5cmの薄い箱から、あれだけの音が出るのは不思議だ。
次はユニットサブウーファーの頂点、TS-W1000RS!
国産最高峰のRSシリーズのサブウーファー!定価税別100,000円也。
やっぱり締まった堅めの低音を刻むと思う。
隼人さんも次にサブウーファーを買う時はコレが欲しい!
最後にすべての面で現実的な選択となるのがコレだ。
TS-W3020/TS-W2520!
専用のエンクロージャーが用意されている。
薄型に特化したモデル。ウーファーを下向きにして、エンクロージャーの上に荷物を積んでも問題はない。
サブウーファーユニット+エンクロージャー+パワーアンプを揃えても50,000円程で使い始められる所が良い。
25cmが売れ筋だろうが、出来れば30cmをおススメしたい。
サブウーファーが魅せる臨場感!
サブウーファーは音圧仕様でドンパン鳴らすだけではない!
サブウーファーのイメージが悪いのは、よく兄ちゃんたちが、重低音をまき散らしながら走り過ぎて行くからだろうか?(笑)
あれはあれで、ハイテンポのビートが効いた曲を楽しむために必要なことなのだろう。
きっと鼓膜の痛みと戦っているはずだ。(笑)
サブウーファーは重低音を響かせる為だけに使用するモノではない!
この見出しが核心といっていいだろう!
特殊なパイプオルガンを除いて通常の楽器が出す事が出来る最も低い音は40Hzくらいであります。
この程度であれば、質の良い17cmのフロントウーファーで再生することは可能だ。
しかしサブウーファーには20Hzくらいの再生能力がほしい。
最近のハイレゾ音源は当然としてCD音源でも20Hz付近の音は録音されている。
この極低音からの録音現場での環境音再生は大口径のサブウーファーしか再生が困難なんだね。
ここで隼人さん愛用のサブウーファーを紹介しよう!
カロッツェリアのかなり古いサブウーファーのセットだ。(笑)
30cm2発の超弩級品だ。恐らく市販品としては最大級だと思う。
総重量も30㎏を超える。正しく音圧仕様!(笑)
その気になれば、車全体が震え、フロントガラスが抜けるじゃないか!ぐらいの音圧が出る。(笑)
だけどこのサブウーファーはそんな使い方をするんじゃないんだな~!
実際の設定方法は詳しく後述する予定でいるが、タイムアライメントをかけて、フロントツイーターに音が乗る様にゲインを落としていく。
すると、あら不思議!ある時今まで後で存在感を示しまくっていたサブウーファーが、気配を消すんだね。
指向性の無い低音が指向性の強い高音に隠れて、どこから鳴っているのか解らなくなるんだ。
サブウーファーはおのれの出力の10%も使っていないだろう。
こんなセッティングの音を「私、カーオーディオの音なんてわからな~い!」と言う女の子に聞かせてみたら、「鳥肌が立った・・・。」と言わしめたのである。
もちろん盛って無くって実話ですよ!(笑)
大口径のコーンが送り出す空気の揺らぎ(空気伝搬音)が、聞くだけの音楽から体感する音楽に変えてくれるんだね。
これを、是非皆さんも体感して頂きたいのであります。
まだまだ話は続きますから、一先ずここで区切りましょうか。
続きは下記からどうぞ!
今回はこれにて終了。
お疲れさまでした!
※尚、当ブログではパイオニア(株)さんのコンテンツは許諾の上使用して記事を構成しています!
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