【日本のアニメ史】1965年のアニメの紹介!名作は宇宙少年ソランだね!

1965年といえば昭和40年。今から54年も前なんですネ。

今回は、前回のスーパージェッターに続いて、1965年にスタートした、宇宙少年ソラン、宇宙エース、遊星少年パピイの3作を紹介します。

1965年5月4日 宇宙少年ソラン 放映開始

TBS系で全96話も放映された人気アニメ。実際の制作はTCJが担当した。

主人公ソランの身の上が結構かわいそうで、反陽子爆弾の開発者である立花博士が、悪用される事を恐れ妻子をつれ地球を脱出。

その宇宙船が航行不能となり子供だけを脱出カプセルにのせ宇宙を漂流させる。

運よくソラン星人に救助されるが、その星は地球の15倍の重力があった。

生き残るためやむなくサイボーグ化されソランと命名される。

やがて成長して地球に帰還。

生き別れになった姉を探しつつ、その絶大な力で、次々に現れる難敵と戦っていく・・・。という設定である。

またマスコットキャラクターで宇宙リスのチャッピーにも注目したい。

 

 

おそらく肩にのるマスコットキャラの先駆だと思われる。

このパターンはすぐ後に作られる光速エスパーやナウシカにもみられる表現だ。

でもこのチャッピー、今風にいえば、キモカワキャラっぽい(笑)

当時はこのチャッピーに盗作疑惑があってひと悶着あったらしい。

この宇宙少年ソランにはいろいろ思い出があって、たぶん初めてソフビの人形を買ってもらったのは、このソランだったと記憶している。

「ソラン♪ソラン♪ソラ~ン♪」と主題歌を歌いながら遊んでいた記憶がある。

また小学校に就学する時、絵に描いたような定番の学習机を買ってもらったんだけど、その時の椅子にはこのソランとチャッピーが描かれていた。

半世紀前の懐かしい思い出だ・・・。

1965年5月8日 宇宙エース 放映開始!

宇宙少年ソランが5月4日にスタートし、そのわずか4日後にフジテレビ系で、宇宙エースがスタートする。

この宇宙エースの特筆すべき点は、タツノコプロ第1作目であることだろう。

吉田竜夫のキャラクターデザインらしく顔立ちから全身までふっくらとしている。

主人公エースの設定はパールム星大統領の息子で、母星爆発から逃れて宇宙を旅していた船団からはぐれてしまい地球に辿り着く。

パールム星人は地球人と比べて怪力で、ゴム質で伸縮自在の体をもっている。

海賊王を目指す彼と全く同じ設定だ。(笑)

必殺技は空気中のエネルギーを集結させて人差し指から円環状のエネルギー体「シルバー・リング」を作り出す。

シルバー・リングは武器として敵に投げつけるほか、縁につかまったり、サーフボードのように上に乗って空を飛ぶことができる。

さらに、危機に陥ると額の部分から強力なエネルギーを持つ「プラチナ光線」が発射され、敵を倒す。

しかしお腹が空くと力が出なくなり、シルバー・リングを作れなくなる。

カネボウハリスがスポンサーだったため、ヒロインあさりちゃんが作るチューインガム状のスペースフーズを食べると元気になるという設定だった。

タツノコプロは次作で飛躍を遂げる事になる。アレだね!

 

遊星少年パピィはグリコ枠第2弾

鉄人28号終了後、フジ系列江崎グリコ枠の第2弾が遊星少年パピィだ。

1965年6月5日~1966年5月27日までの全52話。

古代ギリシャを模したのかアイスラッガーのようなモヒカン頭が特徴だった。

正直なところ、あまり好きな作品ではなかったなあ~。

だからほとんど記憶がない(苦笑)

まあ1965年宇宙少年3作のうちの1人と言う事で・・・。

 

1965年その他の作品

日本のアニメ史を語る上ではあと2作に触れておかなければなりますまい。

この頃のアニメはほぼ白黒で製作されてた。

しかしついに第一話よりカラーで製作されたアニメが登場する。

虫プロ製作によるジャングル大帝だ。フジ系列。

漫画としての歴史は古く、1950年(昭和25年)に連載がスタートしている。

手塚治虫がメジャーデビューした作品でもある。

以後、虫プロの作品は、悟空の大冒険 リボンの騎士 どろろ ワンサクンと続いていく。

ここで、虫プロの系譜に触れてみようかと思ったけど、ちょっと長くなりそうなので、「そのうちに!」って言う事で・・・。

 

次はアニメ上に初めて藤子不二雄が登場するお話。

その第一号作品がオバケのQ太郎だ。オバQの愛称で親しまれ大ヒットとなる。

以後、パーマン 怪物くん ドラえもんと続いていく。

こちらもいずれ「ドラえもん」が登場するときにしっかり書きたいと思います。

 

さて次回は1966年、おそ松くん、魔法使いサリー、レインボー戦隊ロビンの登場です。

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今回はこれにて終了。

お疲れさまでした!