もしスキー場で事故に遭ったら!隼人さんの恥ずかしい実例を紹介
いよいよスキーシーズン目前ですね!
今回は「スキー場でもし事故に遭ったら!」と言うテーマを注意喚起を込めて、隼人さんの実例を挙げながら紹介したいと思います。
今シーズンも皆さん、安全にスキー・スノーボードを楽しんで下さいネ!
アルツ磐梯スキー場での悲劇(喜劇)
2年前の初滑り、1月2日にアルツ磐梯スキー場へ向かった。
翌日は猫魔スキー場で滑る予定だ。
このスキー場は一般の日帰り客はかなり手前の駐車場に車を止めなければならない。
そこからバスのピストン輸送を受ける。
若者に人気のスキー場、そして正月と言うこともあり、結構混んでいた。
午前9時過ぎ頃より滑り始める。
今シーズン初滑りだし、天気も上々、眺め最高!とテンションも上がるよね!
下の方で何回か足慣らしを済ませて感触を取り戻す。
さてそろそろ上の方の偵察に行ってきますか!
このアルツ磐梯スキー場は今回が初めてだ。
嫁さんを安全なゲレンデに残して、隼人さんはひとりトップを目指してリフトに乗った。
上の方で粗方コースを掌握したので、嫁さんを迎えに下の方へ降りて行くときに悲劇は起こった・・・。
ブラックバレー3あたりからの細いつづら折りの連絡路を下っている最中、先の見えないヘアピンを曲がった途端にスノボのおねーさんが転んで道を塞いでいたんだ。
進行方向右手は崖、左手は山。
その時隼人さんのスキーは不幸にも崖側を向いていた・・・。(涙)
咄嗟におねーさんに激突よりも崖へのダイブを選んだ・・・。(涙)
崖側はトラロープがだらんとローピングしてあるのみ。
そんなものは全く転落防止の役目は果たさない。
運よく?崖の立木の1本目に激突!
立木ってほんとに堅いのね・・・。
よくスキー場で「木に激突して・・・」ってニュースあるでしょ。
経験者しかわからないあの感触・・・。
かなりの深い急斜面だったので、この木に当たって止まらなければ、どうなっていたか分からない。
激突は右スキーの先端から当たって、右足一本を折りたたんで受け止めるような恰好となった。
「ドスン!」と言う嫌な衝撃のあと,襲ってきたのは強烈な痛み。
原因のおねーさんも「大丈夫ですか・・・」と心配していたが、渾身のチカラを振り絞って、「大丈夫だから行って、行って!」と早くその場から追い出した。
とにかく早くひとりで痛がりたかった!(涙)
一行に引かない痛みと戦いながら自己診断をすると、どうやら骨折はしていないようだ。
へんなひねり方もしていない。
右足一本以外のダメージもない。
ただ、右足一本で激突の衝撃を全て受け止めたので、その右足全体が超痛い。
さてどうしたものか、2mほど崖を這い上がらなくてはいけない。
一組目のグループが「大丈夫ですか!」と声をかけてくれた。
なんとか自力で這い上がるつもりだったので、「大丈夫です・・・。」と遠慮した。
しかし一行に痛みが引かない。
2回目に声を掛けてくれたグループに助けを求めて引っ張り上げてもらった。
おまけにさらに下の方にぶっ飛んでいたスキー板も拾って来て頂いた。
「ご迷惑をおかけしました。ありがとう!」
通行の邪魔にならない様に山側にどっかりと身を預け、いよいよ自力で滑り降りる事を断念する。
自宅で用意して来たコースマップをポケットから出して、救護室に連絡を入れた。
ケガの具合や居場所を正確にやり取りすると、10分ほどで上から3人チームでソリを引いて救援に来てくれた。
とても狭い場所なので、直接スノーモービルで来ることが出来ないから。
ソリの上に寝袋のようなものに完全に包まれて載せてもらった。
現場検証でスキーの轍をみて、「ここから綺麗に飛んでますね!」と言っていた。(涙)
救護隊3人がかりで強烈にブレーキを掛けながら、つづら折りの連絡路を下っていく。
広いコースに出たところで、スノーモービルが待機していた。
コースマップを見ながら、場所を正確に伝えられたので、救護隊の見事な連携プレーを受ける事が出来ました。
なんとか後席に乗せてもらって、ボトムの救護室まで運んでもらいました・・・。
サイレンをならしながらバリバリ注目を浴びて恥ずかしかったのは言うまでもない。(涙)
無事救護室に到着。救護隊の皆さん、「本当にお世話になりました。」
スキーウェアとブーツを脱がしてもらい、足を見てもらった。
外傷は特に無し、骨折も無し、強烈な捻挫でしょうと、自己診断と同じでした。
さて次は嫁さんに電話をして、迎にきてもらう。
もっと怒られるかと思ったが、意外と心配してくれた。(笑)
車をはなれた駐車場まで取りに行ってもらい、幸いなことに救護室横まで入ってこれた。
それにしてもまだ12時(お昼)にもなっていない。
初滑りはあえなく終了、正月早々散々な目に遭いました。
今回の事故の総括
まず、とにかく単独事故で良かった。
第三者に激突でもしていたら、それこそ大変な事態になってしまうからね。
それでは事故の原因を分析してみましょう。
1月2日と言うこともあり、スキー場はそれなりに混んでいました。
また若い不慣れなボーダーも多かった。
隼人さんも初めてのスキー場でコースを掌握していなかった。
それなのに初滑りと言う事もあって、調子に乗っていた。
以上のような要因が今回の単独事故を招いたと思います。
先の見えない下り坂、もっと慎重に下りれば良かった・・・。
大いに反省しております。
しかしほぼ避けようがなかったのも事実。
スキー場では、自分の予期せぬアクシデントが起こりうると頭に入れておく必要がありますね!
それからスマホを携帯するのは当たり前として、緊急時の連絡先はしっかりと掌握しておくことが大事ですね。
必ずコースマップなどはポケットに入れておきましょう。
またスキー保険などに加入しておく事もおススメします。
みなさんも気を付けて下さいネ!
宿泊は休暇村 裏磐梯さん
さて今回のスキー旅行は2泊3日の予定だった。
明日は猫魔スキー場に行く予定だったので、お泊り先は休暇村の裏磐梯さんだ。
とにかく早く横になりたかったので、嫁さんに運転してもらい直行した。
30分ほどで到着。
このホテルはウィンターシーズンだけでなく、グリーンシーズンでも周辺の湖で遊ぶためによく使うホテルだ。
まだチェックインには早い時間だが、嫁さんが事情をはなし、スタッフさんが車まで車いすを押して迎えに来てくれた。
スミマセンねえ、ご迷惑をおかけしますよ~。
ラッキーだったのは、休暇村裏磐梯さんは全館ほぼバリアフリー化されている所!
また、たまたま洋室のツインルームを予約していたので、ベットまで車いすを横づけする事が出来た。
階段の複雑な味のある旅館なんかだったら、布団までたどり着けなかったね・・・。
実際自分が車いすで生活してみると、バリアフリーの大切さを身をもって知る事が出来ました。
食事もバイキングなんだけど、車いすが入りやすいテーブルをスタッフさんが抑えておいてくれてね。
ベット横からテーブルまで嫁さんに押してもらって、そのままたどり着けるのはほんとに助かりましたよ!
画像は車いすにお世話になっている能天気な隼人さん。(笑)
この裏磐梯さんは鉄分の多い茶色い温泉に入れるんだけど、今回は無理でした。
正月早々、ひたすら寝ている隼人さんでありました・・・。
休暇村裏磐梯のスタッフさん達、ほんとにお世話になりました。
さて千葉に帰ってしばらくすると右足一本むらさき色になるくらいの捻挫による腫れがありました。
腫れと痛みが引くまで、1か月ほどかかりましたよ。
2月初めに湯治を兼ねて万座温泉スキー場へ行きました!(笑)
今回はこれにて終了。
お疲れさまでした!
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