女性に超人気【乳頭温泉郷】妙乃湯の辛口宿泊レビュー

何時行っても混んでる乳頭温泉郷!

乳頭温泉7湯めぐり

日本一メジャーな秘湯、乳頭温泉郷。

TV番組でも、乳頭温泉郷はたびたび取り上げられていますね。

鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村の7施設から構成されています。

温泉好きのみならず、誰もが行ってみたいと思わせるローケーションは間違い無いデス!

上記7軒のいずれかに宿泊すると、各宿のフロントで「湯めぐり帖」を購入出来ます。

1,800円で、すべての宿のお湯を頂けるというお得なパスポートなんだね。

今回は鶴の湯さんと黒湯さん、そして宿泊は妙乃湯さんをご紹介しますよ。

一度は入っておきたい鶴の湯

鶴の湯は、乳頭温泉郷の中で最も古い歴史を持ち、秋田藩主の湯治場だった由緒正しき温泉である。

今でも茅葺き屋根の長屋「本陣」が残っていて、その歴史ある風格と乳白色の温泉が人々のハートを鷲掴みにするのでしょうな!

今更、こまごました説明は不要でしょう・・・。

しかし人気があり過ぎるのもまた事実。

日中は平日であろうと、立ち寄り湯のお客さんでいっぱいだ。

隼人さんはこう思った・・・。

「ここは秘湯のエンターテインメント、テーマパークなんだと!」

おすすめは黒湯

乳頭温泉郷の中でも、どっしりと入り応えがあるのが黒湯さんだ。

硫黄泉大好きの隼人さんのツボにハマる泉質だね。

広大な敷地の一角には自前の湯畑が広がっている。

先日テレビ番組で湯守りさんが湯畑を管理している所を放映していたが、興味深かった。

建物も何棟にも分かれ、歴史が感じられる。

自炊の湯治客を受け入れている所もカッコイイね。

ホントに大自然の中で温泉に浸かる醍醐味を味わえる。

隼人さんは乳頭温泉郷の中で、一番好きだね。

なお乳頭温泉7湯で唯一、冬季は雪のため閉鎖となる。

紅葉の美しい妙乃湯に宿泊

予約は3か月前が常識

乳頭温泉郷は何度も訪れているが、宿泊するのは初めてだ。

どこに泊まるか悩むところだが、やっぱりお洒落な外観の妙乃湯が気になっていた。

「どうせ泊まるなら紅葉の時期に合わせよう!」と言う事で10月中旬に宿泊日を設定した。

予約を入れたのは7月だ。

現在でも2か月前では確実に満室になっているほどの人気を保っている。

宿泊日当日は生憎の雨模様だったが、「紅葉の一番綺麗な時に、ようこそいらっしゃいました!」と若い従業員の方が言ってくれた。

モダンジャパニーズを掲げる妙乃湯

車を玄関前に停め、法被を着たスタッフさんに引き渡して暖簾をくぐる。

こじんまりとした洒落た玄関だ。

到着時間は15時過ぎだが、まだ立ち寄り湯のお客さんでごった返していた・・・。

はじめに触れておくが、日中はお客さんに対して宿のキャパシティーが完全に負けている。

紅葉のピークと言う事もあるが、平日の雨にもかかわらずとっても混んでいる・・・。

妙乃湯人気恐るべし。(苦笑)

チェックインはお茶を頂きながら、ダイニングで済ませますよ。

内装や調度品など、評判通りセンスがよい。

この辺のイメージ戦略が女性の人気を得ている理由だろう。

さて、今回のお部屋は渓流の展望のある紅葉館!

この妙乃湯さんは全17室とこじんまりとした宿である。

ここでちょっと妙乃湯さんの客室の構成にふれておきましょう。

全17室すべて和室です。

桜館   お値段高い   贅沢でモダンな作り。展望もよし。6室
椿館   お値段中    まあまあのお部屋。 展望は山側。4室
紅葉館  お値段安い   質素なお部屋。   渓流側の良い展望。4室
紅葉館  お値段最安   質素なお部屋。   展望まったく無し。3室

こんな感じだったと思います。間違っていたら御免なさいネ。

妙乃湯ではリーズナブルな紅葉館

紅葉館の客室は掃除も行き届き綺麗だが、質素であると言える。

部屋専用のトイレもない。

正直なところ、この部屋でお1人様15,000円弱は強気の商売と言わざる得ない。

まあ、それを承知で泊まっているのだから、文句を言っている訳ではないのだけれども・・・。

でもこのロッキングチェアひとつで結構なごむモノだね!

お目当てのお部屋からの紅葉はこんな感じ!

3段の堤からの水音もちょうどいいBGMだ。

実際に泊まってみて客室を眺めた感じだと、予算に余裕のある方は桜館がおススメかな。

渓流側でない紅葉館はおススメ出来ない。

妙乃湯のお食事

夕食、朝食とも「ダイニング都忘れ」で頂きますよ。

渓流の展望も素晴らしく、和モダンの見本の様なダイニングだ。

お待ちかねの夕食はこんな感じ!

女性受けがよさそうに綺麗に盛りつけられている。

男性にはちょっとパンチ不足である事は否めない。

実りの秋、山の幸真っ盛りであるのはわかるが、キノコの焼き物、名物キノコ汁、これまた秋田名物きりたんぽ鍋と、キノコ、キノコ、キノコのオンパレード!

隼人さんは東北地方のでっかいなめこやマイタケが大好きだが、さすがに飽きてしまった。

もう少しバランスのとれた献立をお願いしたいところだ。

食事中は常に従業員さんが気配りをしてくれる。

しかも若い男性が多い!

とっても愛想が良く、一生懸命やっている感じは好感がもてる。

男性スタッフが多いのも女性客を意識した戦略なのだろうか???

そんなやり手の名物女将が食事中に挨拶してくれましたよ。

妙乃湯自慢の露天風呂

乳頭温泉郷でも鶴の湯さんの次に人気なのは妙乃湯の露天風呂だ。

どちらかと言えば、硫黄泉の多い乳頭温泉だが、妙乃湯の温泉は鉄分の多い「金の湯」だ。

出典:妙乃湯HP http://www.taenoyu.com/

手前が無色透明の「銀の湯」、渓流側が「金の湯」であります。

バスタオル巻きOKの混浴が人気の理由でもあるだろう。

バスタオルは更衣室などにタップリ用意されているのは気前がいいね。

色付きの厚手なので、女性も安心だ!

当日は雨模様で気温が急激に下がり、露天風呂がぬるくなってしまっていた・・・。

翌朝には改善されていたけど・・・。

しかし、なかなか解放感もあり瀬音も心地よく、良い露天風呂だね!

妙乃湯さん宿泊のまとめ

翌朝の朝食もダイニング都忘れで頂く。

食事後、わざわざ渓流に正対するようにテーブルの向きを変えた席に案内され、コーヒーを入れてくれた。

このへんの小技はなかなかのモノだ!

ほんとに法被を着た若い男性従業員君達は笑顔を絶やさず頑張っている。

決してコスパの良い宿とは言えないが、1度は泊まってみたい超人気の宿である事は間違いない。

女性の方が満足度の高い宿だろう。

出発に合わせて車を玄関前まで、駐車場から移動してきてくれる。

マイカーを他人に運転されるのは好きではないが、この辺は宿の流儀に従おう。

妙乃湯さん!お世話になりました!

さて、次の目的地である玉川温泉を目指しましょうか!

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

お疲れさまでした!