トヨタディスプレイオーディオの不満および問題点を指摘する(前編)
混乱を呼んでますね。トヨタのディスプレイオーディオの標準装備。
当ブログにも情報を求めてかなりの方がお見えになるので、今回は第2弾として、更に突っ込んだ内容で行きたいと思います。
始めにお断りしておきますが、筆者の隼人さんは大のトヨタ好きでり、トヨタ車こそ世界で最高と思っている。
だからこそ、今回は苦言を呈さなければいられない。
今回のディスプレイオーディオは酷評せざるを得ないのだ。
すでに購入されてしまった方や、それでもなお純正至高主義者の方は読まない事をおススメします。
気分を害してしまう可能性があります。
今回は更に隼人さんが、思い切って思うがままの内容を記述するので、記事の内容について一切の責任を負うものでもありませんし、反論、批判は断固としてお断りしますからね。
上記に同意頂ける方のみ、以下読み進めて下さいネ。
トヨタディスプレイオーディオの問題点を洗い出す
(1)始めに:なぜ言い知れぬ不信感を抱いてしまうのか?
もう一度断っておくが、隼人さんはアンチトヨタ派では無い!
バリバリの親トヨタ派である。
30プリウス前期→30プリウス後期そして現在はC-HR前期と乗り継いできている。
そしてナビゲーションはアルパインのビッグX9インチを搭載している。
ちなみに同時期の純正9インチナビより全てにおいて遥かに高性能だ。
しかし今回のマイナーチェンジでC-HRはその純正9インチナビすら消え、8インチのディスプレイオーディオにデチューンしてしまった。
前回も書いたが、これからはスマホ連動前提のディスプレイオーディオが主流になって行くのは理解出来るし当然の成り行きといえる。
世界的にみても、こちらがスタンダードであるのも承知している。
本来歓迎すべきディスプレイオーディオ化なのに、このモヤモヤしたイラ立ち感はなんだろう・・・。
隼人さんはしばらく考えていた。
そしてある程度の結論に達した。
それをこれから記述して行きたいと思う。
さらに重大な負の可能性に気付いてしまった・・・。
これは最後まで読んでくれた諸兄にのみ、お伝えしましょう!
(2)このディスプレイオーディオ、ぶっちゃけた話、クオリティーが低い!
C-HRに乗って2年になるが、とっても素晴らしい車だ。自身をもっておススメする。
新型カローラハイブリットにも試乗してきたが、もはやFFスーパースポーツセダンと絶賛できる。
現在お読みの諸兄にも当然この2車の購入を考えている方が多いと思われる。
良いモノを購入しようとする、良い目と良い判断力をお持ちだ。
しかしこの2車に搭載されているディスプレイオーディオは良くない・・・。
すべての車に標準装備するために、コストを抑え安く作り過ぎている。
そもそも、このディスプレイオーディオは技術的には新しいものは何もない。
要はどのくらいのクオリティーのディスプレイオーディオを搭載するかは、トヨタのさじ加減であった。
トヨタは購入層の確かな目を読み違えているのではないか!
それではなにが気に入らないなのか、具体的に説明していこう!
(3)画像の解像度が悪すぎる!
まず絶句したのは、このディスプレイオーディオの画像の悪さ。
まるで昔のパソコンの画面のように、輝きや艶が全くない!
廉価版のトヨタ純正ナビと同程度だ。
モニターの解像度はVGA640×480pixeでしかない。(7インチ~9インチすべて)
社外ナビではWVGAの高輝度照明がスタンダードな時代。
最近までのトヨタ最上位のナビやカロッツェリアやケンウッドなどの上位モデルはすでにHD1280×720pixeを採用している。
※VGAはかなり古い規格、HDはハイデフ(ハイデフィニション)の略
両者の画像の違いは文字通り「月とスッポンである!」
この不満は絶対隼人さんだけの物ではないと思う。
トヨタが運転の安全上輝きを嫌ったか、コストダウンを最優先したかは定かでないが、車格にふさわしいディスプレイを搭載してくれていれば、こんなに文句も出なかっただろうに。
近い将来、トヨタはしれっと改良もしくはオプション設定が出る事を予言しておく。
(4)中途半端な音楽再生能力
さてこのトヨタのディスプレイオーディオ、よほど自信がないのか、オーディオ関係の諸元の記載が全くなくなってしまった。
もともと従来のトヨタ純正ナビ+純正スピーカーでは「よくこれだけのモノでこんなにいい音が出せるね!」と逆に感心されられる程度のものでしかなかったけど。
ちょっとここで気になるハイレゾ音源の再生について考えてみたい。
このトヨタディスプレイオーディオはハイレゾ音源にも対応していると言う。
まず、ハイレゾ音源を車室内で再生しようとした場合、このDAに限らず、何を使ってナビやメインユニットに接続するかが問題になってくる。
方法として一般的なのは・・・
(A)パソコンでUSBメモリもしくはSDカードに記録して車内のハイレゾ対応ナビ・DAで再生する。
(B)パソコン経由もしくは配信でハイレゾ対応スマホに取り込み、USB接続してハイレゾ対応ナビ・DAで再生する。
上記以外にもウォークマンやポータブルHDDなども考えられるが、もの凄く再生側ナビ・DAとの親和性が問われるので割愛する。
さて、トヨタDAにはUSB端子のみ装備となっている。
SDスロット・AUX端子・HDMI端子は装備されていない。(SDはUSB増設スロットなどで対応出来そうだけど試してないので割愛)
結果的にパソコンからUSBメモリに記録して車内に持ち込むか、Android端末でAndroid AutoのUSB接続しか無い事なると思う。
まあ、トヨタDAの再生能力ではハイレゾ音源の必要性は全く無いと思われるが・・・。
結果、現状の新型カローラやC-HRのディスプレイオーディオのノーオプションの状態ではどの音楽再生が出来るかと言うと・・・
(1)USBメモリからの圧縮音源の再生
(2)iPod/iPone端末からは、Bluetooth接続もしくはUSB接続による音楽再生。
(3)Android端末からは、Bluetooth接続のみの音楽再生。
CD/DVDプレーヤーや内部記録装置までバッサリと切り捨てたおかげで、音楽再生は全く面倒になってしまった。
せめてもの救いはiPod/iPone端末の利点はハイレゾには対応していないモノの、USB接続によって音楽ファイルをそのまま再生出来る事だ。
もっともメーカー(トヨタ)の注意書きにもあるように、機種やソフトウエアのバージョン、個体差などにより使用出来ない場合がある。
またAndroid端末の救いは音楽再生はBluetooth接続のみだが、Miracast(ミラキャスト)の機能が使える事だ。
スマホで見れるYouTubeなどの動画をWi-Fi接続で、ディスプレイに表示できるのはいいね。
実際にカローラ搭載のDAで試してみたが、結果は良好だった。
だからこそモニターの解像度の低さが残念・・・。
ミラキャストの接続方法は下記ページで解説しています。
(5)USBメモリから再生できる動画ファイルは?
トヨタディスプレイオーディオの動画再生能力も気になるところ。
対応画素数は1920×1080pixeのフルHDまで対応、フレームレートは最大60i/30p。
使用するUSBメモリによっては、再生出来ない場合があるとの事。
実際試してないので何とも言えないが、ちょっと心許ない感じがするよね・・・。
(6)ノーオプションでの機能のまとめ
以上がトヨタディスプレイオーディオのノーオプション状態の音楽・映像の再生能力のである。
その他の使える機能として、AM/FMチューナーやBluetoothハンズフリー通話、SmartDeviceLinkに対応したアプリをディスプレイ上で使用できる。
また有料契約で、T-Connectエントリープランに申し込んで、一部のサービスが受けられる。
まあ、このトヨタのDAに限らず、DAの真髄は、Apple CarPlayもしくはAndroid Autoを使う事にあるからね!
さてこれより先は、33,000円のオプション設定を追加した後の話になる。
次回はTV視聴で走行中のキャンセリングの話や、純正アンプやスピーカーによる実際の音楽再生能力の話、またシステムの改良や拡張の可能性などについて書いて行きたいと思います!
下記よりどうぞ!
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
お疲れ様です!
ディスカッション
コメント一覧
はじめまして。
当方DA搭載アルファードを所有しております。
Miracastを使用できるとの記事ですが少なくともアルファードに関しては語弊があります。
正しくは
『フロントモニターへのミラーリングは停車中のみ使用でき、走行中、停車中にかかわらず、AndroidAutoやCarPlayとの併用ができない』
です。つまり、Miracastは単独での使用のみが可能であり、ナビ機能との併用(ナビ案内しながら後席ディスプレイでYouTubeやAmazonプライムビデオを楽しむということ)ができません。ナビ機能を利用したい場合、ナビキットを導入するしかないそうです。
ディーラー経由でメーカーからの回答が上記のものであったため、ガッカリしております。
SmartDeviceLinkは走行中の操作が禁止されているにも関わらず(スマホ側の操作すら禁止)、AndroidAutoもCarPlayも運転中に操作可能であることで、こういったところの規制が残念であります。
また、取扱説明書にも記載がありましたが、PC用のUSBハブを使用することにより、USBメモリ(SDカードリーダー含む)は2つまで認識可能なようです。
ただし、これもメーカーからの回答があり、AndroidAutoやCarPlayとのハブ経由での接続は不可能な仕様だそうです。
さらにUSBメモリからの動画再生ですが、問題なく出来ています。手持ちの動画の圧縮形式が合わないためほとんど再生出来ませんでしたが。
返信遅くなり失礼致しました。
アルファードでの詳細なご報告ありがとうございます。
当ブログでも「アルファード・ディスプレイオーディオ」の検索キーワードでかなりの方がお見えになっているので
大変有意義な情報と思われます。
ありがとうございました。
また何か情報がありましたらよろしくお願い致します!
初めまして。
2019年式のカローラツーリング、WxBに乗っている者です。2020年に1年落ちの中古で購入しました。
ディーラーの店長が乗っていたそうで、色々と条件が良かったので購入しました。
車自体は満足しているのですが、DAがひどかった。
最初は勝手に再起動を繰り返す現象に悩まされ、無償交換。次には愛機のiPhoneXをbluetooth接続しようとすると、やはり再起動地獄。購入したディーラーの人にも見て貰ったのですが、やはりダメで、再度無償交換。この間にiPhone12に機種変更したのですが関係ありませんでした。
で、音楽再生や動画視聴は諦め、正常に動くハンズフリーだけを使っていたのですが、先日何も映らない、何も聞こえない、、、つまり、壊れました。その足でディーラーに行き話をしたのですが、過走行気味の私は既に6万6千kmを超えていて、修理の見積り結果待ちです。
で、本題ですが、ビートソニックからDA用のケーブルを、市販品のコネクタに変換するケーブルが販売されています。この車を買う前まではサイバーナビ派だった私は、ついつい換装を考えてしまいます。
まだ社外品のナビが収まるか調べているのですが、何か情報が有れば教えてください。
ただDAを交換すると、車の設定変更が出来なくなったり、ハイブリッド用バッテリーの状態をモニター出来なくなる等の問題も有ります。
長々とつまらない話をしてしまい、申し訳ありませんでした。
まつ様
当記事を読んで頂きありがとうございます。
とても深刻な状態ですね。ストレスたまりますよね~。
初期のDAはほんとに良くないですね。
このような状況下、隼人さんならどうするか?考えた事がありました。
答えは、「全く別系統でナビを取り付ける!」という手法です。
問題はヘッドとモニター別体が望ましいのですが、それぞれ何処に設置するか?なんですね。
技術的には全く難しくないし、元に戻すことも想定内で行けますね。
いずれにしても、サイバーナビ使ってた方が、純正DAで満足しろ!というのは無理な話です・・・。
何か新しい解決策が見つかったら、記事にしたいと思います。