【無料ソフト】ファイヤアルパカの使い方 イラストを描く全行程を公開

Cintiq13HDとファイヤアルパカでイラストを描こう!

液晶タブレットCintiq13HDと無料ソフト「ファイヤアルパカ」でイラストを描く事に少し慣れてきたので、今回はその全行程を記述します。

それと言うのもファイヤアルパカの使い方道場がネット上にあるんだけれども、「内容が薄すぎるんだよね!」

まあ無料だから文句言えないけど・・・。

今回はこのブログ用に「レインボー戦隊ロビン」を書いたので、その始めから出来上がりまでを順番に追っていこう。

完成はこんな感じ!

みんな知らないだろーな~!なんたって50年以上前のアニメだから・・・。

一言だけ言うと、石森章太郎先生のデザインが最初に世に出たアニメなんだ!

それでは早速始めましょう!

1)原稿を用意しよう!

まず、パソコンと液タブに電源を入れ、ファイヤアルパカのソフトを立ち上げよう。

するとファイヤアルパカの広告が表示される。

 

真ん中の広告はOKをクリックして消そう。

そして左上の〔ファイル〕をクリック。一覧が表示されたら〔新規作成〕をクリック。

 

 

するとこのウインドウが立ち上がる。デフォルトのままだと縦の原稿になる。横で使いたければ青く縁取りされた〔幅と高さを入れ替える〕をクリック。

その上の幅と高さの欄は自動で入れ替わるので、数値の入力は必要ない。

あとは用紙サイズを選択する。自由だけどA4でいいと思う。

あとはいじる必要なし。OKをクリックすれば原稿が用意され描き始められる。

まずはラフなデッサンからどんどん形を決めていこう。

ここで初歩的だが、必要十分な使い方を紹介する。

  • 左下のブラシの項目で、ペンのスタイルが選べる。鉛筆風や水彩風、エアブラシetc
  • 右下のブラシサイズで線の太さが選択できる。
  • 左上のカラーの項目で色が選択できる。
  • 右上のナビゲーターの項目で、画面の拡大、縮小が出来る。その下のレイヤーの項目でレイヤー管理を行う。後述する。
  • 左側面の縦のツールバーで仕事を選択する。よく使うのは1番上のペン、2番目の消しゴム、4番目のペンの位置合わせ、6番目のバケツだろう。バケツは広範囲を一気に着色してくれる液タブならではの優れもの!
  • 上のツールバーの左右の矢印で元に戻ったり、先に進んだり出来る。描いた線が気に入らなかった時は消しゴムで消すより1回戻った方が早いし綺麗。
  • フリーハンドと書いてあるところを開けると直線や投げ縄などが選択出来る。直線は定規を使わなくて済むため超便利!

すこし絵が描けたら一度保存しておこう!

〔ファイル〕を開いて〔名前を付けて保存〕をクリック。完成まではデスクトップに置いておけば楽だ。

ここまでやれば作業を中断出来る。次に作業に入りたいときは、デスクトップ上に出来ているアイコンをクリックするだけで始めることが出来る。

 

レイヤーを管理してイラストを仕上げていこう!

 

紙にイラストを描くより、液タブでイラストを描く方が圧倒的に優れている長所の一つがレイヤーを使えることだ。

レイヤーとは、そのまま英訳すれば階層を意味する。

昔のアニメのセル画をイメージすればわかりやすいだろう。

上の画像で薄い線と濃い線があるけれども、薄い線はレイヤー2で描いたモノ。

不透明度を40パーセント位に落として、新規にレイヤー3を立ち上げる。

濃い線は新規のレイヤー3で描いている線だ。こうやって形や線を仕上げていく。

上の画像がレイヤー4。輪郭線の仕上げだ。

レイヤー1~レイヤー3はいらなくなるのでごみ箱へ。(隼人さんはこうする。)

この段階で液タブならではの注意点がある。このあと着色に入るのだけれども、バケツを使う時、塗りたい範囲が線によって閉じていないと予想以上の範囲が着色されてしまう。

たとえば顔に肌色を塗ろうとする。顔の輪郭線で気づかない様な線の隙間があっても肌色が背景まで占領してしまう結果となる。

拡大してよくチェックしておこう。

 

上の画像はレイヤー5。着色が大体終わったところ。あえて輪郭線のレイヤー4を非表示にしてある。

このイラストは単純なアニメ画なんで1枚で塗り上げちゃってるけど何枚使おうと自由だ。

しかしまだ慣れていないときは「あれ?書けない・・・消せない・・・!」なんて事があると思う。

その時は現在作業しているレイヤー番号を確認してほしい。

たとえば、消しゴムで消せるのは現在のレイヤーに書かれているモノのみだ。

他のレイヤーに書かれているモノは映ってはいるが、消すことは出来ない。

ハイ!背景をレイヤー6で塗って、そこだけ表示したところ。

完成したなら、最後の作業だ!

作品を〔書き出し〕を行って取り出そう!

イラストが仕上がってもこのままでは、何にも使うことが出来ないので、〔書き出し〕を行う。

〔ファイル〕をクリック。〔書き出し〕をクリック。

すると下のウインドウが出てくる。

特に変更の必要が無いので、〔OK〕をクリック。

これで晴れて一枚の画像になりました。

 

あとの機能は、「さわって慣れろ!」ですね!

大体が直観的に使えるので、そんなに難しく考えなくても良いと思います。

参考になれば幸いです。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

お疲れさまでした!