公園の花壇をリノベーション!季節の花を植えて楽しむ

道路用の地先ブロックで作られた、殺風景な花壇のリノベーションが終わりました。

ご依頼は、隼人さんの住んでいる自治体様。毎度ご用命ありがとうございます!

さて、着手前はこんな感じでありました。▼

元気の無いローズマリーが三本。全く味気ない花壇ですネ。

ご依頼はストックのあるレンガ調タイルを使って、予算内に仕上げてほしいとの事。

ちょっと厳しい条件ではありましたが、「お任せ下さい!何とかしましょう!」

 

それでは、ただ仕事の経過を紹介しても面白くないので、モルタルとコンクリートの作り方を紹介しながら進めていきましょう。

皆さんモルタルとコンクリートの違いって解かりますか?

モルタルはセメント1に対して砂が2~3の割合で練りあわされたモノです。

コンクリートはさらにモルタルと砂利をほぼ同等ねり合せたモノの事です。

強度はコンクリートの方が強くなります。

両者の作り方ですが、まずはセメントと砂をしっかりと水を入れずにから練りします。

少量なら画像のようなミキサーを使うのがベストですが、無ければシャベルでしっかり混ぜましょう。

から練りが完了したら、水を入れて練りこみます。

柔らかさはソフトクリームをイメージすると良いでしょう。

これでモルタルの出来上がりです。コンクリートを作りたい時は、さらに砂利を投入します。

密度が均等になれば、コンクリートの完成です。

ここでちょっと不思議に感じるのはコンクリートの体積です。

出来上がりはモルタルの量+砂利の量にはなりません。

砂利の量よりちょっと多い位にしか出来ないんですな。

からくりは砂利は隙間がとっても多いので、そこにモルタルが入り込みます。

要するに全体の密度が上がるだけで、体積はあまり増えないんです。ちょっと損した気分になります。

それから、このような焼き物系レンガを使う時は必ず、水をはったバケツに漬け込んでおきます。

気泡がぶくぶく出てきますよ!しっかりと水分をしみこませておきます。

これを怠ると、レンガがモルタルの水分を急速に吸い取ってしまい、モルタルの強度が極端に落ちてしまいます。

この理由から、モルタルを塗るところもしっかりと濡らしておきましょう。

段々と仕上がって来ました。たった1種類のタイルしかないので全体をまとめるのに苦労しました。

またカチッとしたタイルではないので、目地はざっくりと仕上げます。

▼完成がこちら▼

曲線と直線の変化が楽しい花壇の出来上がり!

360度から鑑賞出来るのも特徴の一つです。

器が完成したところで、主役の花を盛りつけます!

秋らしく美味しそうに盛りつけられました!(笑)

大勢の方の目に留まりますからね・・・。制約が多いとは言え、恥ずかしい仕事は出来ません。

さっそくカップルが座って「映え」してましたよ!

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

お疲れさまでした!