ちょっと荒れてる?旧家の日本庭園をたっぷりとお手入れ!
久々にバリバリの日本庭園のお手入れをガッツリとやらせて頂きました!
前回までの植木屋さんは刈込主体で、モミジやユズなど大きくなり過ぎていました。
手入れを必要とする庭の樹木はある程度の高さで抑える必要があります。
依頼主様との相談の結果、「自由にやって下さい!」との事でしたので、バッサリとやらせて頂きます!
千葉県佐倉市内の旧家、H様邸での仕事をご覧頂きましょう。
まずは仕立物 玉散しの刈込み
キャラやツゲやマキの仕立て物の多い事!画像の主庭以外にも10本近くありました。
最近はこう言った玉散し(丸く刈り込む)の仕立物が少なくなりましたね。
ひたすら刈込バサミで「刈るべし・刈るべし・刈るべし!」です。(笑)
しっかりと独立感を出してメリハリを付けます。
とにかく三脚が入らず苦労しました・・・。
右側の松なんか、ほとんど野生化してました!(笑)
マツの手入れは独特で、非常に時間が掛かります。
ほんとはもっと透かしたかったんだけど、余りにも乱れ過ぎて完成は次回以降に持ち越しです。
着手前はこんな感じ。↓
極めつけはこのモミジ!
デカくなり過ぎ!
12尺の三脚では全く手に負えません。
また四方を建物に囲まれているので、高所作業車も入らない・・・。
そして前回までは、頭を玉に刈り込んでいただけなので、先端は小枝が密集してアフロヘアーのようになってました。(笑)
モミジは詰めたところからどんどん小枝を伸ばしていきますからね。
モミジ本来のカッコよさを出すには、枝を丁寧に間引いて行かなくてはいけません。
自然に樹形が出来るモミジは、葉っぱが重ならないように上手く枝が広がって行くんですネ。
よって今回、思い切って形を作り変えましょう!
思いっきりサッパリとカットして、とっても爽やかで明るくなりました。
こちらの都合で仕事に入らせて頂いたので、いつの間にかモミジも紅葉してしまいました。(笑)
ちょっと引いた感じでの1ショット!
こんな感じで如何でしょうか!
マツの八掛け支柱
母屋玄関前、アプローチ脇の主木のマツ。
支柱がぼろぼろになってましたので、新調しましょう。
本来の支柱としての役目は不要となっていますが、装飾のためですネ。
足元もしっかりと引き締めますよ。
街中でよく支柱を見かけますが、ちゃんと出来ているのはあんまり在りませんネ・・・。
まだまだご紹介したい仕事はたくさんあるのですが、記事の都合上このくらいにしておきます。
日本庭園のすばらしさを再確認出来た仕事でありました!
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
お疲れさまでした!
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