エアコンの取付が出来ない部屋!窓用エアコンを取付けてみた!

エアコンが取付できない部屋の理由

お部屋に通常のセパレートルームエアコンを取付る事が出来ない理由は概ね以下の3点があります。

(1)壁に穴をあける事が出来ない。

(2)室外機を設置する場所が無い

(3)エアコン専用コンセント及び専用回路(配線)が無い。

今回はリノベーションが終わった2階の子供部屋にエアコンを付けるのですが、上記(3)の問題がありました。

このケースでお悩みの方はかなり多い様です。

最近は家電量販店やホームセンターまた電気屋さんと、エアコン専用コンセントが無いと取り付けてくれないんですね。

もちろんコンセントを増設する事は可能ですが、1階の分電盤まで専用回路(配線)を壁の中で引きこむ事は限りなく不可能です。

実際に配線を敷くには壁伝いに這わせていく事になるそうです。

またそれに掛かる費用が滅茶苦茶高い!

このような失敗談をネット上でも目にします。

 

さて、それならば・・・。

他に解決策は無いモノか・・・?

導き出した解決策は窓用ウインドエアコンの選択です。

 

コロナ窓用 ウインドエアコンの取付

CORONA ウインドエアコン Relala CW-1621-WSを選択

この機種、現在のウインドエアコンの代名詞みたいなポピュラーなヤツなので、選択肢に入れている方も多いでしょう。

2021年7月上旬の需要の多い時期にネットで購入したので、税込み35,500円でした。

本体価格も安いし、DIYで付ければ取付工事費が不要であるメリットは大きいですね!

取り付け場所の確認

今回は2階の子供部屋、東側のこの窓に取り付けます。

本当は向かって左側に付けたいところですが、左側に天戸の戸袋があるので右側に取り付けます。

このエアコンを設置しても天戸を閉める事は可能なので、もし台風が来た時などに対応できます。

※天戸や窓を閉めた場合はエアコンは使用できません。

購入前の確認ですが、このウインドエアコンを取り付けるには高さが800㎜以上必要です。

この窓枠の内寸の高さが832㎜なので、意外とギリギリでした。

次にアルミサッシの立ち上がりなんですが、上下とも1㎝以上が必要でした。

上の画像は取り付ける窓の立ち上がりです。

ご覧の通り、立ち上がりはゼロです。

その時は付属のアルミ製の補助金具(アングル)をビス止めして対応します。

ちょっと解り辛いですが、上の画像が補助金具を取り付けたところ。

この金具でウインドエアコンを支えますから、しっかりと固定する事が必要です。

窓枠にビス(ネジ)で穴をあけてしまいますから、それが嫌な方はこのウインドエアコンは取付出来ません。

購入前にしっかり考えてネ。

また雨水侵入の防止から付属のパテを外側に塗っておきます。

据付枠の高さ調整

ウインドエアコン本体を取り付ける為の据付枠の高さを、窓の高さに合わせて調整します。

この一連の取付作業で最も時間が掛かるところでしょうか。

同梱の据付説明書に従って、アコーデオンパネルを切断します。

今回の作業では、指示に従って6山まで切り詰めました。

据付枠をある程度分解しなくてはいけないのが面倒でした。

取付枠の据付、戸側パッキンの加工

準備が出来た据付枠を補助金具に取り付けます。

上部締め付けネジ2か所と下部取付ネジ1か所を閉めこむだけ。

単純な作業ですが、ウインドエアコンの重量を支える為、しっかりと施工しましょう。

付随作業として、窓ストッパーや戸側パッキンなどの取付加工があります。

このウインドエアコンは気密性の弱点がありますから、取説を見ながらしっかり作業しましょう!

 

エアコン本体の取付

いよいよウインドエアコン本体の取付です。

まずは据付枠下部の凸部にエアコン底部の凹部を載せます。

次に上部を起こして固定ネジを閉めこみ完了です。

一人でも作業できますが、ちょっと重いので2人で作業した方が良いかも!

ウインドエアコン取付完了。始動します!

このウインドエアコンのメリット

「苦肉の策」とも言えるこのウインドエアコンの取付ですが、導入のコストが安上がり!と言うのが最大のメリットでしょう。

取付工事費が不要!設置が簡単!と言うのが魅力ですよね。

 

このウインドエアコンのデメリット

前評判通り、作動音がとにかくうるさいです。(苦笑)

温度設定をすると、室温の上昇でコンプレッサーが作動・停止を自動的に繰り返すのですが、「ガン!と始動し、ゴン!と停止・・・」します。

またコンプレッサーが回っている時は「グオン!グオン!」と唸ります。

しかし極低音や高周波音では無いので、意外と耐えられます。(笑)

「ああ、頑張って冷やしてくれてるのね・・・。」と諦められるレベルです。

この部屋の主の息子に聞いてみましたが、「寝られない程ではない。」と言ってました。

 

それから意外とデカく、圧迫感があるのも欠点かな。

 

エアコンを効率よく使うためには遮光対策が有効

「実際に冷えるの?」と言う最大の疑問ですが、答えは「十分冷えます!」です。

今回取り付けた部屋は7.5帖で、このエアコンには荷が重いのですが、それでも十分冷えました。

ただし、室温上昇の元凶である日光には遮光対策をしてあります。

エアコンの効率アップ・節電と重要度は高いです。

遮光ロールスクリーンの取付は下記で紹介しています。

遮光バーチカルブラインドの取付は下記で紹介しています。

CORONA ウインドエアコン Relala CW-1621-WSを使った感想

セパレートのルームエアコンが取付られないので、このウインドエアコンを取り付けた訳です。

構造上、オールインワンのウインドエアコンに「うるさい!」と文句を言っては少々酷な話です。

本体価格も安く、取付工事費不要とコストパフォーマンスは最高です。

今回、導入にいろいろ不安もありましたが、結果的には「良かった!」と思います!

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

お疲れ様でした!