新型タントカスタムに社外ナビ彩速MDV-S706Wの取付行程を超解説【準備編】

ケンウッド彩速ナビ MDV-S706W

新車購入時は純正ナビと決めつけずに是非装着をおススメしたいのが、ケンウッドの彩速ナビMDV-S706W。

現在発売されているナビゲーションの中でパフォーマンス最強だと思う。

さて今回は新型タントカスタム(LA650S)購入に合わせて早速このナビを取り付けましたよ。

なんとこれがとっても簡単!頑張れば誰でもDIYで出来るレベル。

しかも純正ステアリングリモコン純正バックカメラにも対応出来て完璧!

これはやるしかないでしょう!

タントに限らず他のダイハツ車やトヨタ車も基本は同じなので参考にもなると思いますよ!

また彩速ナビMDV-M906シリーズも基本的な事は同じです。

今回は【準備編】、次回は【取付編】と2回に渡って彩速MDV-S706WのDIYでも出来る取り付けをサポートして行きます。

最後まで是非、お付き合い下さい!

 

<2021年8月追記>

この記事、結構反響がありまして、「実際に装着できました!」と言ったコメントを頂いております。

本記事ではMDV-S706Wを実装しましたが、「後継機でも同等でした。」と言う報告も頂いております。

皆さんも是非チャレンジしてみて下さい!

現在の彩速ナビ MDVシリーズのコスパは半端ない!

車をいじって飯を食ってる歴30年以上の隼人さんが最も好きなカーナビはカロッツェリアのサイバーナビだ。

ハイエンドのサイバーΧやダイヤトーンを除けば最強の性能、音質である事は間違いない。

しかしこの彩速シリーズもなかなか悪くない。

何より価格が圧倒的に安い!

コストパフォーマンスで見れば、彩速の方が上である。

と言う事で、今回隼人さんの3男君の嫁さんが新型タントカスタムを買ったので、彩速MDV-S706Wを取り付けてあげた。

彩速ナビMDV-S706Wの選択と購入ガイド

彩速ナビはタイプM(M906)とタイプS(S706)とタイプL(L406)の3タイプで構成されている。

カロッツェリアと比較すれば、サイバーナビのクラスがタイプMで、楽ナビのクラスがタイプSと言えるだろう。

隼人さん的にはタイプMを付けたい所だったが、予算の関係とそれほどオーディオの拡張性を求めないのでタイプSで十分と言う判断だ。

特筆すべきはその価格。

純正ナビをはるかに凌駕する性能ながら、その価格は破格値と言えるほどだ。

今回もクレールさんのPayPayモールからの購入で税込み54,670円!

しかもポイント還元が19%で11,706円分と差し引きすると更に超激安感がある。

タントカスタムにMDV-S706Wを取り付ける(準備編)

【重要】新車契約時のオプション設定

最近のディーラーでの車の売り方として、販売店オプションのナビゲーション装着を前提としたメーカーオプションを用意している。

具体的にはステアリングスイッチと付随する配線、バックカメラ本体と配線、後席モニター用の配線、フルセグテレビアンテナ、GPSアンテナなどだ。

ダイハツでは「純正ナビ装着用アップグレードパック」と呼んでいて27,500円。

本来はその名の通り純正ナビ装着用のオプションだが、そのまま社外の彩速MDV-S706W取付に流用出来る。

とても取り付け労力が省けるし、ステアリングスイッチを使いたいならば必須となる。

もう一つ忘れてはいけないのが、ダイハツ純正の「オーディオ取り付けキット

要はナビマウントブラケットで880円也。

なんとこれが別売りなんだね・・・。

新車注文時に忘れずに一緒に注文しておく事。

その他に準備するパーツは以下の2点

納車までにナビと共に次の2点のワイヤリング(配線)キットを準備しておこう!

左CA-37 右KNA-200WT

ケンウッド純正配線キット KNA-200WT(もしくは同等品ストリートAH-62)

ケンウッドのナビとトヨタ車およびダイハツ車の純正配線に接続するための配線キット。

ネット通販で購入可能。2520円。

STREET CA37

ストリートというブランドから販売されている配線キットで、品番はCA-37。

ネット通販で購入可能。6980円。

この配線キットだけで、純正バックカメラとの接続純正ステアリングリモコンの接続、デンソー製ETCが接続出来てしまう優れもの!

隼人さんがいろいろ調べてみたが、この製品が一番良いと思う。

実際取り付けてみたが、動作は完璧だった。

取り付け前のこの2点の配線キットを関連付ける。

実際に車にナビをマウントする前に、この2点の配線キットの関連付けおよび加工を行なっておこう。

多少の心得がある方なら配線図で納得してもらえると思うが、この手の作業に自信のない方も以後の順番通りに作業を進めれば大丈夫なので、がんばって欲しい!

 

KNA-200WT配線図
KNA-200WT配線図
CA-37配線図
CA-37配線図

1)2つの配線キットの5ピンコネクターの接続

KNA-200WTとCA-37のお互いの5ピンコネクターをカチッとはめ込もう。

上記CA-37の配線図ではエレクトロタップでの接続になっているが、KNA-200WT側も5ピンコネクターになっているので、はめ込みだけでOK!

5ピンコネクターは3本の配線が出ていて、黄緑がパーキング信号、ピンクが車速信号、薄紫がリバース(バック)信号だ。

 

2)2つの配線キットのACC12Vのギボシ端子の接続

KNA-200WTとCA-37のお互いのACC12Vのギボシ端子をはめ込もう。

赤色のACC(アクセサリー)線同志をつなぎ合わせておきます。

これで車体側から簡単にACC電源の給電が可能になります。

3)アース線の接続およびCA-10の配線加工

さて今回の作業の肝心であるので、しっかりと理解してほしい。

上記のアクセサリー線同様、CA-37には構成品のひとつとしてCA-10と言うバックカメラ用の変圧機がふくまれている。

CA-10本体はマッチ箱のような箱型の機械でそこから4本の配線が伸びている。

ここでこの4線の接続を済ましておきます。

1線目は黄色のRCAケーブルで同梱のRCA→ケンウッドバックカメラコネクター変換ケーブルCA-16と接続する。

2線目は赤色アクセサリー線で、上記2)で説明済み

3線目は淡紫のバック信号線であるが、CA-37本体の24ピンコネクターから伸びている同色のバック信号線にエレクトロタップ等で割り込ませる。

4線目は黒いアース線だが、ナビ本体裏側のアース位置にビスどめする。(実際の作業は最終のナビ接続時)

次項でこのアース線を使って走行中でもテレビが見れるようにしますよ!

4)走行中でもテレビが映る様に加工する。

通常のナビゲーションは走行中はテレビの映像を映すことが出来ない。

それを可能にするために、よくキャンセラーが販売されているが、この段階ならわざわざキャンセラーを購入しなくても簡単に加工出来るので、済ませてしまおう。

原理はどれも一緒で、ナビゲーションはパーキング信号によって判断している。

だからCA-37の黄緑色のパーキング線を切断して、ナビ側の配線を上記のアース線に割り込ませるだけで終了!

簡単でしょ!

なお、同様の理屈で走行中にナビ操作が出来る様にするためには、ピンクの車速信号をいじるわけだが、メーカーも警告しているし、ナビ本体も異常を起こす恐れがあるのでおススメしない・・・。

おまけおよび準備編のまとめ

ハイ!ここまでですべての準備が整いましたよ。

あとは実際に車で取り付け作業をするだけです。

最後のおススメするおまけの作業を紹介します。

車をカスタムする上で、LED照明の増設など、どこから電源を引っ張ってくるかが問題ですね。

アクセサリー線イルミネーション線はここから取るのが一番簡単でスマートです。

だから赤いアクセサリー線、黒いアース線、オレンジのイルミネーション線はここから枝分けさせてインパネ下部まで伸ばしておきましょう。

その先端はアース以外は雌側のギボシ端子にするのが鉄則ですよ!

理由は解かりますね!

▼次回はいよいよ【取付編】です。下記からどうぞ。▼

 

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