車の鈑金塗装屋さんが試すアルミテープチューンの実力【実践編】

トヨタ自動車が本気で特許まで取得したアルミテープチューニング(アルミテープチューン)

「さてその効果はいかほどに?」と実証実験を行うべく、前回はその概要をまとめました。

今回はいよいよ実験結果の発表です!

ステアリングコラム下の貼り付け

まずは上の位置。ここにアルミテープを貼るとハンドリングが良くなるとか・・・。

このアルミーテープは外縁部分の距離が長い方が良いという事でしたね。

トヨタ純正品はフライ返しの様なクシ型をしているけれども、切るのがめんどくさいし貼るのも難しくなるので、上の画像の様な方法をとりました。

アルミテープは幅が5cmなので3分割して、約1.7cm×8cmのサイズをあらかじめたくさん作っておきます。

ちょっと一本曲がってますね。(笑)

さて、効果のほどは・・・。

いつものテストコースを走ってみます。

結果は思っていた通り、「違いは感じられませんでした!」

アルミテープチューン!ボディー外装への施工

フロントバンパーは控えめに(笑)この辺に貼ってみました。左右対称です。

上の画像はフロントガラスの貼り付け場所。視界とワイパーの邪魔にならない事が肝要。左右対称で。

サイドシルガーニッシュ(サイドステップ)リヤタイヤの前方の貼り付け位置。左右対称で。

リヤガラスは中央に一枚。また画像では見えませんが、リヤスポイラーのハイマウントストップランプの奥に一枚貼ってあります。

このリヤエンド周りはCD値(空気抵抗係数)の観点からも重要なポイントでありますね。

特にミニバンのように車の後面がスパッと切れて、リヤゲートがほぼ垂直に立っている様なシルエットは空力上よろしくない。

空気の乱流というか、負圧を生みやすいところです。

アルミテープチューンでどれだけ改善できるかは未知数だけど、やってみる価値はあると思う。

それではいつものテストコースを走ってみます。

結果は???

「正直な話、解かりません!」

記事的には「超変わった!」とか「悪くなった!」の方が面白いんだけど、変わらないものは変わらない・・・。

もともとテスト車のC-HRは空力と走行性能の高い車なので、変化を感じ取るのは難しいと思われマス。

車内の静音化、特にロードノイズ対策の様に施工すれば効果てきめんと言った様なモノではありませんな。

ロードノイズ対策は以下のページから、全8話構成でまとめてあります。

まあこのアルミテープチューンは、ロングドライブや高速道路の走行で変化のある事を少しは期待しておきましょうか。

知識編でも書きましたが、空気抵抗は速度の2乗で増大して行きます。

それから一つ気になったのは、いずれ剥がす時が来たときのノリ残り

時間が経つとちょっと面倒な事になるかもしれない。

出来るだけトヨタ純正施工の様に裏面や目立たない所に施工する事をおススメします!

最後にメカニック的側面からのエンジンルーム内施工について紹介しましょう。

車のエンジンルーム内にアルミテープを貼る場所

主に車の外装への施工は、空気との摩擦による空力との兼ね合いが多いモノでしたね。

それとは別にエンジンの仕事に好影響を与える?と言う、エンジンルーム内の施工があります。

抑えるポイントとしては、静電気による電気の流れの阻害の低減、ノイズの低減。

静電気による吸気経路の空気の流れの阻害の低減です。

貼り付け場所は、静電気を帯びやすいP,P(プラスチック)パーツです。

最近はヘッドカバーやインテークマニホールドまでP,P製になってきました。

上の画像では、ヘッドカバーとカウルトップパネルカバーに貼ってあります。

バッテリーは本体とターミナルカバー、そして画像では見えませんがターミナルに貼ってあります。

こちらはヒューズボックスカバーとハイブリットの太い配線がある辺に。

上の画像は解かり辛いですが、電動ファンカバーとエアクリーナーに至る吸入パイプ。また画像には見えませんが、エアクリーナーボックスにも貼ってあります。

インテークマニホールドの側面に貼ってみました。

スタッドレスタイヤセット交換に合わせて、アルミホイール内側にも貼ってみました。

リヤサスペンション周りとちょっと見え辛いけどブレーキキャリパーの施工例。

結果はやはり特に体感できることは無し。

(制振材も施工しているので静寂性は凄いよ!)

当然悪い影響も出ていませんから、もう少しそのままにしておこうと思います!

アルミテープチューンの感想

「このアルミテープチューンの目的は何だったんだっけ?」と今一度問わなければならない。

トヨタは「走行安定性の向上」と言っていたはずだ。

知識編でも稚拙ながら一生懸命説明してきたが、空気抵抗の乱れを改善するといった効果を狙ったものだと思う。

それなのに巷では、「燃費が向上しないからウソ!」とか少々乱暴な意見も多い。

車は空洞実験室のような安定した空間を走っている訳では無い。

様々な外的要因に晒されている。

だからちょっと試した位で、結果を語るのは余りにも探求心が無いし、遊び心に欠ける。(笑)

そして理論的にも物理的にも理に適っている方法だ。

その効果は絶大であるかもしれないし、微小であるかもしれない。

このチューニングはここにこうしなければいけない!なんて事はありませんから、ポイントを押さえて、各自が楽しめば良いと思いますよ。

貼る前に掃除が出来るだけでも、良い事です!

皆さんも是非、実践してみて下さい!

 

今回はこれにて終了

お疲れさまでした!