本当のロードノイズ対策を車の鈑金屋さんが伝授8(裏技編)

今回は王道の遮音、吸音、制振以外のロードノイズ対策について書きたいと思います。

本題に入る前に、今一度ロードノイズがうるさいと感じる車の特徴を挙げてみましょう。

ロードノイズがうるさいと感じる車は、実は上質な車なのだ!

隼人さんは解かっている。

ロードノイズがうるさいと感じて、このブログに辿り着いたあなたの愛車はきっと上質な車であるという事を。

ちまたではロードノイズが気になる車はマイナスイメージを負いやすいが、ほんとは良く走る、そして良く出来た車なのだ。

グリップ重視の良いタイヤを履いているのだから、それに負けない良い足回りを持っている事が想像できる。

車種のグレードも上位のスポーティーなモデルであるはず。

そしてなにより、あなたの車はエンジンノイズが気になりますか?

外の騒音が気になりますか?

そんな事はないはずですネ。

どうしても「ロードノイズだけが、際立って気になってしまう。」

だいたいトータルでの車体の防音が甘い車は、全体がうるさくてロードノイズだけが気になる事は無いのだから・・・。

 

そんなわけで、今回がこのシリーズの最終回。(一応・・・)

この車のロードノイズ低減対策はどうしてもやらなければいけないような施工でもないし、その成果も十車十色。

プロからみてもプロに大金はたいてお願いするようなモノでもないと思う。(ゴメンナサイ)

自分の愛車にDIYで少しずつ工夫を凝らしていくのが、良いのではないかな!と思います。

前置きが長くなりましたが、今回は直接的なアプローチとは違った観点からの対策を書いて締めくくりたいと思います。

ロードノイズ固体伝搬音の分散消費

発生するエネルギー量は決まっているのだから、室内に届く前に分散して、そこで消費してしまいましょう!という考え方です。

なんか市販の商品があったような気もするけど、見つからなかった。

エンジンルーム内のタイヤハウスのストラットの頭取り付け位置周辺に、重たいゴムのバランサーなんか付けると、効果ありそうな気がする。

DIYで製作すると面白いと思うよ!

隼人さんがこの考え方に基づいて実践したのが、ストラットタワーバーの取り付け。

構造は青い取り付け部分が分厚い鉄板で重量がある。真ん中のバーはアルミ製。

さらに画像には見えないが裏側には制振材をたっぷり貼ってある。

これだけの質量がこの部分に配置されれば、制振、分散消費の効果は間違いないだろう。

固体伝搬音の引き算は十分成立すると思う。

実際隼人さんの実測で、2dbほどの低減が見られた。

ただし、装着してみると予想以上のハンドリングの変化があらわれた。

低速時のフィーリングがとても悪くなってしまった。

これは青いベースとアルミバーの固定を甘くすることで解決した。

この商品はクスコ製で約13,000円。以外と安い。

発売されている車種も豊富なので、興味のある諸兄にはおススメする!

ノイズキャンセリングという手法

ホームオーディオやポータブルオーディオのヘッドホンなどでは、すでにおなじみのノイズキャンセラー機構。

要らない音(騒音)の逆相位の音を発生させて、打ち消させるというものだ。

最近になってやっと車内での騒音低減のシステムが発表され始めて来た。

技術的には難しくないのだろうから、隼人さん的には「遅いなあ~」と言った感じ。

どこかの音響メーカーさんが、既存のオーディオシステムに追加するだけの商品を発売してくれたなら、隼人さんは買うのだけれど。

カロちゃんとか、アルちゃんとか、ケンちゃんとか、頼むよ!

 

ノイズのマスキングと言う考え方

上のキャンセリングとも関係してくるんだけれども、人間が音を感じるにあたってマスキング効果というモノがある。

その効果は周波数が近ければ大きくなり、ちょっと低い方の音が他の方の音をマスクする効果が大きい!というモノ。

これはロードノイズ対策において超有効で、すでに皆さん実行されているハズだ。

それはなんなの?と言いますと・・・、「カーオーディオで音楽を鳴らす。」と言う当たり前の行為。

しかしこれには、重要なツボがある。

ロードノイズの不快な音は、隼人さんの体感及び計測上、大体40Hz~150HZくらいの低音である。

特に低ければ低いほど、不快極まりない・・・。

しかし既存のカーオーディオのスピーカーでは40hz以下の音はほとんど出ないと言っていい。

そこでおススメしたいのは、サブウーファーの追加である。

薄っぺらいパワードのヤツではなく、ラッゲージーに積む重たくデカいヤツ!

20Hz付近まで再生出来て、本物の低音と空気の揺らぎを再現できるサブウーファーが望ましい。

もしカーオーディオに5万~10万円ほど出費できる方がいれば、絶対おススメだ。

カロッツェリアやダイヤトーンの本物を搭載できる。

これならば、ロードノイズをマスキング出来るだけでなく、今までとは別次元の「音」を体感できる。

このシリーズの最後に

如何でしたか?

ここまで長々、全8回にわたってロードノイズ低減についてグダグダやってきました。

遮音や吸音、制振でノイズを減らし、ノイズキャンセルやマスキングで積極的にノイズを打つ消す。

車体自体の進化による静音化や、モーターの普及による動力音の低減など、結果として残るロードノイズがクローズアップされはじめてきました。

近い将来、車体メーカー、タイヤメーカー、音響メーカーなどが本腰をいれて対策してくる事が予想されます。

道路自体も改良が進められていくでしょう。

10年後、ロードノイズってなに?なんて時代になっているかもしれませんネ!

ここまで長々お付き合い頂きありがとうございました。

少しでも参考になれば!と思います。

ちょっとした工夫を考え、実行する楽しみを味わって頂きたい。

それでは良いカーライフを!

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

お疲れさまでした!